鉄道模型のジオラマとレイアウトの違いとは?製作の流れも紹介!
鉄道模型にはジオラマとレイアウトと呼ばれる2種類があります。ジオラマもレイアウトも鉄道模型であることには変わりないのですが、明確な違いがあります。
この記事では、鉄道模型におけるジオラマとレイアウトの違いや鉄道模型を作るにあたって必要なもの、作る際の手順などを紹介していきます。
1. 鉄道模型のジオラマとレイアウトの違いとは
鉄道模型において、ジオラマとレイアウトの違いは「鉄道模型が走るか走らないか」です。
ジオラマとレイアウト、それぞれの特徴を解説していきます。
1.1. ジオラマの特徴
ジオラマとは車両模型を作った景色の一部として固定、もしくは置いておくものです。車両模型のある景色を見て楽しむもので、鉄道模型は基本的に走りません。シーナリーセクションと呼ばれることもあります。
1.2. レイアウトの特徴
レイアウトは、車両を走らせるために線路を繋げ、運転を可能にしているものです。作った景色の中、車両模型を運転して楽しみます。屋内に設置して景色を作りこむものが一般的ですが、屋外に設置してその周囲にある風景を借りて楽しむものもあります。
2.初心者が鉄道模型を作成する際に必要なもの
鉄道模型を作る際に必要なアイテムをご紹介します。
2.1. 線路
線路は、その線路幅によって規格が異なります。その中でも縮尺が約150分の1、線路幅9㎜のNゲージが初心者にには扱いやすく、種類も豊富に揃っています。線路は同じNゲージの中でも販売元が違うと互換性がないことが多いです。製造元によって特徴も違うため、どの製造元の線路を用意するか、購入前によく調べておきましょう。
2.2. 車両
Nゲージの線路を買った場合はNゲージの車両を買う必要があります。基本的に、線路とは違い、同じ規格であればどの販売元のものでも走らせることが可能です。
レイアウト上で走らせたい場合、線路から電気を受け取る、動力車と呼ばれる車両がないと走らせることができないため、購入の際には注意しましょう。
鉄道模型を動かすために必要最低限の車両をセットにした「基本セット」と、基本セットに含まれる車両の間に連結するための「増結セット」が分けて販売されていることが多いです。
2.3. 土台
ジオラマやレイアウトを作る際、作るものの大きさに応じた土台が必要です。
鉄道模型用のレイアウトボードを使うのも良いでしょう。このレイアウトボードは前もって基本的な部分がレイアウトされているものです。線路の配置が既に決まっていて、種類によっては地形も表現されているものもあります。
線路の配置などを0から作りたい場合、合板で作られた板やコルクボードをサイズに合わせて用意することをおすすめします。
2.4. ストラクチャー(建築物)
ストラクチャーとは、情景を表現するために使用する建物などの模型のことです。
駅舎やプラットホームなどの鉄道に関する建築物とお店や住宅などの一般的によくある建築物の2種類があります。基本的にはゲージの規格に合わせた縮尺のものを利用します。
2.5. アクセサリー(車や人形など)
アクセサリーとは、車や人形など、鉄道模型の情景をより細かく表現するために使用する小物類のことです。アクセサリー類も、ゲージの規格に合わせた縮尺のものを選びましょう。
2.6. シーナリー用品(地形や植物など)
シーナリーとは山や川などの風景や、木々を含む植物などのことを指します。
シーナリー用品とはシーナリーを表現する、ジオラマやレイアウト全体に影響を与えるアイテム類のことです。
粘土やスポンジ、カラーパウダーなどがシーナリー用品としてよく使われます。
2.7. 制御機器(レイアウトするのに必要)
制御機器は、鉄道模型を走らせる際に必要な機器の総称です。電源装置とコントローラーが付いただけの簡易的なものから、音の再現が可能なサウンドシステムや車載カメラ付きの車両を運転する際に使えるカメラシステムなどが付いた高額なものまでさまざまな種類があります。
3. 一般的な鉄道模型製作の流れ
この章では、一般的な鉄道模型製作の流れを紹介していきます。
3.1. どんなものを作るかイメージを固め、必要なアイテムを把握する
すぐにアイテムを買い物に行くのではなく、まずはどのようなものを作りたいのかイメージを膨らませます。作りたいものを構想することで、何のアイテムがどのくらい必要なのか把握しやすくなります。
3.2. 材料を用意する
作りたいイメージに合った素材を必要なだけ用意します。
土台となる板や車両、線路、ストラクチャーなどはもちろん、シーナリー用品やアクセサリー類も併せて用意しましょう。
3.3. 用意した材料の配置を考えて仮置きする
用意した材料を使い、イメージに合った配置を考え、仮置きしていきます。
3.4. 考えた配置をボードに書き写す
仮置きが終わったら、土台に決定した配置の輪郭を鉛筆などで書いていきます。
3.5. 線路を仮置きする
書き写した配置に沿って、線路を置いていきます。このとき、線路以外のものは作業の邪魔となるので一旦避難させます。
3.6. 通電し、問題なく動くかどうかの確認をする。(レイアウトの場合)
作るものがレイアウトの場合は仮置きした線路に通電をし、車両がきちんと動くかの確認をします。
このとき、車両がきちんと動くかどうか、線路沿いに置く予定のストラクチャーと干渉しないかどうかなどを見ます。
3.7.線路を固定して配線する(配線はレイアウトのみ)
レイアウトの場合、通電確認が終わって問題なく動くことを確認してから改めて配線をし、線路を本止めします。
ジオラマの場合、通電確認は必要ありません。本止めはしっかりと行いましょう。
3.8. ストラクチャーなどを本止めする
線路の固定が終わったら、地面などのシーナリーを作ります。
シーナリー作成がひと段落したら、仮置きで決めた位置にストラクチャーを本止めしていきます。
3.9. 人の配置など、情景の作りこみをする
大きいストラクチャーなどを一通り設置し終えたら、残りの細かいシーナリー用品やアクセサリーの配置をしていきます。
必要であればウェザリングと呼ばれる汚し塗装などをするのも良いでしょう。
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6. まとめ
鉄道模型におけるジオラマとレイアウトの違い、鉄道模型を作る際に必要な素材、大まかな作成手順などを解説してきました。鉄道模型はさまざまな情景を自宅に再現できる、奥の深い趣味です。ぜひ、鉄道模型の世界を楽しんでみて下さいね。